どうも市民審議会の片岡です。ご報告が遅くなりましたが、5月3日(水)にオンライン交流会を開催しました。

4月23日のポストコロナの子育てシンポジウムの振り返り
4月23日に開催したポストコロナの子育てシンポジウムでは、来場者約70名、オンラインと動画受講で、およそ230名の方がご参加されました。

保育園でスタッフの研修としてもご参加されたところがあり、その園では、子どもたちに表情を見せて関わることの重要性への理解が浸透して、職員みんなノーマスクになったそうです。
活用していただけて本当にありがたいです。
また、個人の方のご感想もいただているので、少しシェアしますね。
明和先生の講演のご感想

子どもの脳は大人のミニチュアではなく、生まれてから大人になる過程のなかで、当たり前の人間生活の中で体験して学びながら成熟していくということを知り、マスク強制、接触や会話の禁止など、今の感染対策がどれほど子供の人間形成を破壊し、想像を絶する被害を出しているかということに愕然となりました。これ以上被害が拡大しないためにも、明和先生の著書や番組をまだ気づいていない、それもこれから子育てをする大人たちに是非とも見て欲しいです。
「科学者として」という先生の言葉がとてもいい意味での素晴らしいプライドを感じられ、そのブレない姿勢に共感いたしました。そして「後悔したくなかった」と本の出版をしてくださったことに感謝いたします。今、本を取り寄せているところです。ありがとうございました。またこのマスク問題だけでなく、「脳科学」という分野にとても興味を持ちました。もう先生よりずっと年上の者ですが、今後も少しでも学んでみたいと思っております。
人間の脳の発達は25年以上かかるということに驚きました。自分は27歳ですが、少し前まで発達していることに気付きませんでした。子どもたちの表情の読み取りについても今後が心配です。数年後にコロナ禍の影響が出ると自分も考えています。表情の読み取りや言語発達の遅れですと、恐らく自閉症と似た症状になるのかなと思います。この時に、自閉症と誤診断を受けないか心配しています。科学の知見は今後も変化していくと思うので、また名和先生の講演を聞いて、最新の情報を学びたいです。
素晴らしいご講義をありがとうございました。生物学者としての知見を非常にわかりやすく説明してくださり、マスク脳の方にでも、なぜマスクが危険か伝えられるような視点ばかりでした。外国がマスク義務を撤廃し、誰も着けていないような中で、日本は反対にマスクを推し進めていましたが、なぜそのようなことが起きているのかもわかりました。普段、行政の方や教育委員会の方にマスクについてお話しにいくような活動をしておりますが、今後先生のご講義で得たことを生かしていきうと思います。ありがとうございました。
原口先生の講演ご感想

原口先生いつもありがとうございます。昨年先生のオンライン講演を企画させていただいた者です。先生の教育への信念は見習うことばかりで、今回のご講演でも、教育と躾について、学校経営の中核について等、考えさせられるものばかりでしたが、このようなことを考えず、流されているような教育者ばかりである現代に歯止めをかけたいと思いました。またお話できる機会がありましたら、書道のことなどお聞きしたいです。ありがとうございました。
原口先生の講演を聞いて、コロナ禍の過剰な対策が子どもたちの主体性を奪うだけではなく、人権を侵害していると思いました。コロナ禍一年目は、子どもたちの安全を守るためにコロナ対策をしてきましたが、二年目以降は、大人が責任を逃れるために子どもたちを犠牲にしてきました。その結果、子どもたちは精神的に不安定になったと思います。ブラック校則をなくそうという動きがありますが、子ども、教師がおかしいと思ったルールは変えていける環境をつくっていくことが大切だと思います。子どもたちが問いをもち、学校や社会を変えていけるとうに支援していきたいです。
「問いを持たない」ことが今のこの世の中を生きる上でとても楽なのだと思います。でも、それでは何のために生きているのかと私は思ってしまいます。事なかれ主義に流れて、目をつむっていくことが私にもたくさんありますが、立ち止まって考えて問いを持ち続ける大切さを改めて思いました。また先生の明るいお人柄が周りの人を次第に惹きつけていっておられるのではないかなと感じました。人徳というか、お人柄の素晴らしさを感じました。
”大人は子ども達の目に映る景色の一部である""この言葉に尽きると思います。4/1から学校現場ではマスクは着用しないことが基本になったはずです。にも関わらず、はずしているのは新一年生の一部のみの現状です。そして悲しいことに入学式の時よりもつけている子が増え、素顔の子が減りました。なぜ?と疑問に思っていましたが、これはきっと現場の先生達がマスク姿の景色を見せ続けた結果ではないかと講演を聞いて思いました。このおかしな雰囲気をどうにかしなければと改めて危機感を持ちました。戦うのではなく対話を通して先生方に""問い""を持ってもらうきっかけづくりをしたいと思います。
子どもたちのマスク着用についても少しずつ緩和の方向へ向かうか?
こちら、5月23日(火)の千葉日報の記事です。
【速報】学校でのマスク着用「教職員が率先して外し指導を」 千葉県教委、県立校や市町村教委に通知 「選択できない」保護者相談多く

千葉県教育委員会は、「外したくても外せない子どもがいる」という保護者からの相談を受けて、教職員に、率先してマスクを外して指導するように、と通知を出したそうです。
大人が外していないと子どもたちも外せないでしょうから、千葉県教育委員会の姿勢はとても望ましいと思います。
気温も高くなり、熱中症の心配も出てくるので、全国でこういった動きが出て来ればいいのですが、どうなるでしょうか?
子どもたちへのプレッシャーが早くなくなってほしいです。
参加者間での交流、薬害オンブスパーソン会議の隈本氏を交えて
前回の交流会には、元NHK 厚生省担当記者で、江戸川大学メディアコミュニケーション学部特任教授の隈本邦彦氏もご参加いただけました。
隈本さんは、薬害オンブズパーソン会議のメンバーでもあり、子宮頸がんワクチン訴訟の支援もされています。
子宮頸がんワクチン訴訟について
こちらは、2022年12月の報道です。
隈本氏曰く、今回の新型コロナワクチンの専門家(厚生科学審議会)と子宮頸がんワクチンの専門家はほとんどが重なっており、接種被害が起こっても、接種が止まらず推奨し続けられるという構図が全く同じとのことです。
厚生労働省は、外部専門家の会議によって政策の方針を立てています。予防接種では、厚生科学審議会の中に、予防接種・ワクチン分科会があり、予防接種基本方針部会、副反応検討部会などがあります。
また、疾病・障害認定審査会というのもあり、こちらが接種後副反応の健康被害の認定をおこなっています。
これらの専門家会議によって、予防接種政策の方向性が決まっていくわけです。本来であれば、疾病の予防をきっかけにして、多くの死亡者を出すという本末転倒なことは、直ちに中止されるべきでしょう。
しかし、この専門家会議では、接種を進めることに対して重大な問題はないとして、未だに接種が推進されています。
こういったワクチン行政の問題を是正するには、集団訴訟が起こり国がその過失を認めることが必要です。
新型コロナワクチンに関してはまだですが、子宮頸がんワクチンはすでに集団訴訟が進んでいます。
5月29日(月)には、名古屋地方裁判所でHPVワクチン薬害名古屋訴訟の口頭弁論が行われます。
ご案内:名古屋期日 2023年5月29日(月)- HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団

薬害訴訟に興味関心を持つ人を増やしていくことが、非常に大事です。
緊急事態条項が通るとワクチン接種が義務化されるのか?
参加者の方から、「緊急事態条項が通ると、ワクチン接種が義務化されるのか?」というご質問もありました。
これに対して、隈本さんの見解もお話しして来れたので少しまとめておきます。
緊急事態条項とは、戦争や災害、パンデミックなどを契機として国会や裁判所を通さず、内閣単独で法律を制定できるようにする条項です。
そのため、緊急事態と内閣で決議することで、国会を通さずにワクチン接種を義務付ける法律をつくることもできます。
現行の予防接種法では、「努力義務」という言葉が用いられているますが、これは、義務ではなく、「接種をするかしないか、検討してください」というお願いのようなもの。
義務とは違います。
法律で義務付けられる場合は、接種をしない場合、行政処分や罰則の対象となる可能性が出てきます。
身近な例で考えると交通違反などが分かりやすいです。
例えば、飲酒運転は、免許取り消し(行政処分)や罰金(20万-50万円)があります。過失運転致死などになれば、7年以下の懲役もしくは禁錮、100万円以下の罰金などになります。
今までのコロナでの様子を見ていれば、接種をしていなければ営業禁止などは容易に予想できますが、もっと重い行政処分や罰則がかけれる可能性もあります。
そうなれば、まさに強制となるかもしれません。
G7の広島サミットも終了しました。緊急事態条項を含む改憲の動きには注意をしておかないといけないですよね。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。